ともにつくろう!東海市 地域をより良くして子供達に引き継ぐために

転入超過となった四万十町の移住定住支援の視察

 

令和2年2月13日、木曜日、高知県高岡郡四万十町に伺い、移住定住施策について学ばせていただきました。

そこで、

四万十町の移住定住施策は、どのような取組なのか

と関心をお持ちの方に向けた内容です。

それでは、以下に説明していきます。

 

宿泊した美馬旅館はなれ木のホテル

四万十町を視察したいと思って調べていると、視察料金1千円が必要だということ知りました。

でも四万十町で宿泊した場合は視察料金が無料になります。

とても強行な日程でチェックインが21時を越えそうでした。そのため融通を利いてもらえそうな美馬旅館はなれ木のホテルさんを予約しました。

 

美馬旅館はなれ木のホテル外観

美馬旅館はなれ木のホテルさんのホームページはこちらです。

 

美馬旅館はなれ木のホテルの客室

客室は四万十檜と土佐和紙が使われていて、檜の臭いで落ち着きます。

 

美馬旅館はなれ木のホテルのベッド

ベッドです。

 

美馬旅館はなれ木のホテルの朝食

朝食です。

 

四万十町庁舎に到着

四万十町役場東庁舎

 

四万十町西庁舎

四万十町庁舎はJR土讃線をまたぐように東西の庁舎があります。

東西庁舎それぞれ3階同士が線路上空を渡り通路でつながっている珍しい庁舎でした。

 

え!?町長室へ

東庁舎3階にある企画課に伺い、2階のにぎわい創出課まで案内していただきました。

 

すると

町長がお会いしたいと言われていますので町長室にご案内します

と言われて、

 

えっ!? 町長室!?

これまで、視察で首長(くびちょう)にお会いするということがなかったので、とても驚きました。短い時間でしたが、中尾博憲町長の想いを直接、聴くことができました

お会いできるとは全く想定していませんでしたので望外の喜びでした。

 

中尾博憲四万十町長とご一緒に

 

移住定住施策について

いただいた資料

人口減少問題の解決に向けて移住定住施策に力を入れているなか、平成28年に転入超過となり、脚光を浴びました

しかし、転入超過は平成28年のみで人口減少は現在も続いています

 

四万十町の魅力発信

facebook、instagram、youtubeを駆使して四万十町の魅力を発信しています。

 

移住施設の管理運営

短期的に体験してもらうことで四万十町の魅力を直接感じてもらい、移住のきっかけにつなげています

 

お試し滞在住宅

将来的に四万十町に移住することを考えている人で周辺地域住民と交流が持てている人を対象にした施設です。

 

中間管理住宅

空き家を公費で改修して所有者と入居希望者をつなげています。

 

クラインガルテンしまんと

宿泊施設付きの貸し農園と日帰り型農園がそれぞれ22区画と16区画あり、空きがない状態です。空いてもすぐ埋まるそうです。

 

四万十町東京オフィス の運営

このオフィスは民間事業者に運営を委託していて、首都圏と四万十町のつなぎ役を担っています。

 

主な役割は

四万十町応援店の開拓

四万十町食材を使用した料理の開発

四万十町食材を紹介する食事会などの開催

re:Dine GINZAで四万十町の食材を使用した食事会の開催などをしています。

 


オーディションを勝ち抜いたシェフがスタッフや設備を含めた120席のレストランを共用します。

そのためシェフたちは良い素材にこだわり料理のアイデアを妥協なく形にすることができます。

そしてシェフたちの料理をお客様に食べていただいて、どのシェフを応援したいかを投票していただきます。

投票と売上を集計して一定期間上位を続けたシェフは卒業して独立支援を受けることできます。
 
 

re:Dine GINZA 引用

 

四万十町応援女子部の情報発信

SNSフォロアー数が多い女性を集めた応援部で年に一度、四万十町ツアーに招待して四万十町の魅力をSNSで発信しています。

 

地域おこし協力隊の導入

少子高齢の人口減少が著しい

コミュニティの維持が困難

地域資源が活用されていない

などの問題があることが導入のきっかけでした。

 

協力隊を導入後は

隊員が定住して人口が増えた

地域を担う人材が確保できた

地域資源の活用方法の提案が増えた

などの効果が現れました。

 

今後は

日本全体の人口が減っているなかで人口を増加させることは難しいです。また全国の移住希望者の掘り起こしは、もう頭打ちです。

これから四万十町は人口の減り方を少しでも少なくするためにUターン推進策と転出抑制策に力を入れていくことを考えているそうです。

 

最後に

説明していただいた職員の方も一度、地元を離れて大学入学、民間就職されたのち、地元に戻られたそうです。

戻ろうかなと思われるように地域を少しでもより良くしていかなければならないと改めて思いました。

東海市は、令和27年まで人口が微増していく見込みですが、四万十町で学んだことをさらに工夫して東海市の将来に活かすために励んでいきます