令和2年度東海市一般会計補正予算を7月29日、水曜日に専決処分しました。
そこで、
令和2年度東海市一般会計補正予算(第4号)は、どのような内容なのか
と関心をお持ちの方に向けた内容です。
それでは、以下に説明していきます。
目次
新型コロナウィルス感染症に早急に対応するための一般会計補正予算
本題に触れる前に、専決処分(せんけつしょぶん)について触れます。
通常は議会で議案(一般会計補正予算など)を合議、そして決定を経ます。しかし新型コロナウィルス感染症対策は緊急を要するため、東海市と東海市議会の合意の基で議会を経ず、市長は専決処分を行っています。
東日本大震災の対応だけは専決処分を行った前例があったそうです。
本当に本題に入ります。
今回の専決処分において、一般会計補正予算に総額2億6244万円を追加して計上しました。それでは各事業を説明していきます。
避難所整備事業
予算 3730万円
台風が多発する時期を迎える前に密集・密接を防ぐために次の備蓄物資を購入して、備蓄物品の充実を図る
段ボール製間仕切りと床アルミマットのセットの購入
衛生環境を保ち個人空間を確保するため
一部屋(幅2m×奥行2m×高さ1.5m)とアルミマット2㎡を
50セット×26避難所
間仕切りは幅、奥行、高さを組み合わせて応用できる
段ボール製ベッドの購入
50個×26避難所
マスク・フェイスシールド・消毒液・非接触型体温計・防護服など購入
新型コロナウィルス感染症対策緊急生活支援チーム(コビッド19)設置事業
予算 74万円
濃厚接触者とその家族に対してコビッド19が家族単位で自宅を待機場所として支援を行っているが、その家族には高齢者や基礎疾患を持っている方も居る。その方に感染することを防ぐために、高齢者や基礎疾患を持っている方に対して宿泊施設を活用する。
宿泊場所は
市内ビジネスホテル
宿泊対象者は
濃厚接触者の家族で、特に感染の危険性が高い高齢者や基礎疾患を持っている方
その他、市長が必要と認める者
宿泊期間は
PCR検査で濃厚接触者の結果が判明するまでの間
介護施設等職員PCR検査費補助事業
予算 200万円
感染者が発生した介護施設等の職員へのPCR検査費に対して補助を行う
対象者は
新型コロナウィルス感染症の感染者が発生した市内介護施設に勤務する職員のうち濃厚接触者と認められなかった職員
補助額は
PCR検査費用の9割を補助
(上限は1件あたり2万円)
職員健康診断実施経費
予算 220万円
職員から感染者が発生した場合、濃厚接触者は保健所などがPCR検査を行うが、市独自でその他の職員にもPCR検査を行う
対象者は
代替のない消防職員など市民生活に多大な影響を与える部署の職員
ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業
予算 9920万円
対象者は
令和2年6月の児童扶養手当を受給している世帯
公的年金給付等を受給している世帯
家計が急変した世帯
支給額は
1世帯に5万円を支給(第2子以降、1人3万円を加算)
児童扶養手当と公的年金給付などを受給している世帯については、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した場合、更に1世帯5万円を追加支給
申請は
8月3日、月曜日から令和3年3月1日、月曜日
9時~17時(土日祝日は除く)
受付窓口は
8月中 → 市役所地下の大会議室
9月以降 → 市役所1階の福祉・介護保険関係窓口
詳細はこちら(東海市ホームページ)をご覧ください
民間放課後児童健全育成事業新型コロナウイルス感染症対策事業費補助事業
予算 200万円
感染症対策としての物品購入費を補助する
支給額は
1保育所につき上限 50万円
申請受付開始は
10月頃
私立保育所等新型コロナウイルス感染症対策事業費補助事業
予算 1029万6千円
感染症対策としての物品購入費を補助する
支給額は
1保育所につき上限 50万円
申請受付開始は
10月頃
学習指導員設置事業
予算 977万円
学習の遅れを補う指導員を各校1名配置
(1日4時間程度指導)
スクールサポートスタッフ設置事業
予算 1702万円
新型コロナウィルス感染症拡大防止のためにトイレなどの消毒等を行うスタッフを各校1名配置
(1日6時間程度勤務)
新型コロナウイルス感染症対策物品等購入事業等
予算 8191万4千円
様々な部署が行っている事業において、新型コロナウィルス感染症対策として消毒液や飛沫感染防止用透明ビニールシートなどの物品を購入する
最後に
東海市の新型コロナウィルス感染者数は7月だけでみると26例目(31日時点)が発生しており、増加傾向にあります。
市民の皆さんの健康を守るために、上記の10事業を国の新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して行って参ります。今後、更に新たな一般会計補正予算で追加計上されましたらお知らせします。
また、自由民主党が作成した「あなたが使える緊急支援」で今後、国の新たな支援策を掲載されますのでこちらも随時、ご確認ください。