ともにつくろう!東海市 地域をより良くして子供達に引き継ぐために

SDGsを伝えるための小学校の授業を見学しました

 

令和2年2月19日、水曜日に名和小学校で、SDGsを伝えるための授業を見学させていただきました。

そこで、

小学校でSDGsの授業は、どのように行われたのか

と関心をお持ちの方に向けた内容です。

それでは、以下に説明していきます。

 

SDGsの授業を実施したきっかけ

東海市民の方がSDGs講師の資格を取得して、地域に貢献したいという想いがあったそうです。

また校長先生を始め、教頭先生、6年○組の担任の先生のご理解をいただき、母校であった名和小学校でSDGsの授業を実施する運びとなりました。

令和元年11月から何度も打合せを行い、準備を重ねてこられたそうです。では、3・4限目で実施した授業の流れをご紹介します。

 

SGDsを説明

SDGsの17の目標

少し前に社会の授業で国連の勉強をしているので、説明がしやすかったようです。時間の関係上、17の目標を一つ一つ説明はしませんでしたが、

 

愛知県の藤前干潟の例を使用して

14 海の豊かさを守ろう

 

アフリカの飢饉の例を使用して

2 飢饉をゼロに

 

 アマゾンの森林伐採の例を使用して

13 気候変動に具体的な対策を

に触れながら「SDGsとは」を説明しました。

 

 

カードゲーム2030SDGsで学ぶ

カードゲームの遊び方

2030SDGsゲームでのプロジェクトの進め方

カードゲームでのプロジェクトの進め方です。

 

プロジェクトを実施するごとに世界の状況メーターである

経 済

環 境

社 会

の状況が変化していきます。

 

目の前で世界の状況メーターが変化してプロジェクトが実施できなくなることもあります。

 

2030SDGsのカードについて

お金カード、時間カード、意志カード、プロジェクトカードなどいろいろなカードがありますが、他の班と交渉して自由に交換できます。

 

まず始めに、各班に5種類ある目標カードを引いてもらいます。

1.大いなる富

1200G以上の富をゲーム終了時に保持している。得た富を十分に利用できる豊かな世界が整っている

 

2.悠々自適

15枚以上の時間をゲーム終了時に保持している。得た時間を十分に堪能できる豊かな世界に住んでいる 。

 

3.貧困撲滅の聖者

青の意志を10枚以上、 ゲーム終了時に保持している 。生きる意味が感じられる豊かな世界に住んでいる。

 

4.環境保護の闘士

緑の意志を10枚以上、ゲーム終了時に保持している。生きる意味が感じられる豊かな世界に住んでいる

 

5.人間賛歌の伝道師

黄の意志を10枚以上、ゲーム終了時に保持している。バランスのとれた世界に住んでいる 。

各班は引いた目標を達成するためにプロジェクトを実施していきます。

 

前半戦

ゲーム前半戦の様子

10班、それぞれが目標達成に向かって、どんどんプロジェクトを実施していきました。

 

目標達成した班 4班

経済 13

環境 5

社会 10

となりました。

 

後半戦

ゲーム後半戦の様子

世界の状況メーター、時間カード、お金カードが足らず、各班でプロジェクトが実施できなくなってきました。そのため時間カードとお金カードを交換するために各班が動き回って交渉が活発になってきました。

 

全ての班が目標達成

経済 20

環境 8

社会 7

となりました。

 

振り返り

世界の状況メーター

各班ごとで経済・環境・社会にどのような影響を与えたのか、各班ごとに分析しました。

 

気付きの発表

ゲーム終了後の各班の発表

児童3人にこのSDGsの授業を通して感じたことを発表してもらいました。

印象的だった発表は


前半戦は

班の目標を達成するためにどんどんプロジェクトをやりました。

班の目標は達成したけど、課題がある世界になってしまいました。

だから後半戦は

世界の状況を気にしながらプロジェクトをやりました。

世界のことも考えながら、自分の目標を達成しないといけないと思いました。
 
 

発表した児童の引用

 

最後に

大人が気付いてほしいと思っていたことを児童たちは気付いて発表してくれました

これから普段の生活のなかで小さな1つ1つの行動の積み重ねが大きな1歩につながっていくはずです。この積小為大の精神で普段の生活において行動してくれたら嬉しいです。