令和3年第3回東海市議会定例会が令和3年9月1日、水曜日に開会し、9月30日、木曜日に閉会します。
そこで、
と関心をお持ちの方に向けた内容です。
それでは、以下に説明していきます。
- 1 定例会日程について
- 2 議案について
- 2.1 議案第46号 東海市情報公開条例の一部改正について
- 2.2 議案第47号 東海市個人情報条例の一部改正について
- 2.3 議案第48号 東海市手数料条例の一部改正について
- 2.4 議案第49号 東海市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について
- 2.5 議案第50号 東海市不育症治療費の助成に関する条例の一部改正について
- 2.6 議案第51号 消防車両の取得について
- 2.7 議案第52号 大田保育園建設工事請負契約について
- 2.8 議案第53号 市営住宅建設工事請負契約について
- 2.9 議案第54号 調整池整備工事(木之下地区)請負契約について
- 2.10 議案第55号 市道の路線廃止(その2)について
- 2.11 議案第56号 市道の路線認定(その3)について
- 2.12 議案第57号 一般会計補正予算(第6号)について
- 3 一般質問について
- 4 私が行った一般質問の内容について
- 5 最後に
定例会日程について
今会の会期は以下のとおりです。
議案について
今会は報告1件、議案14件です。
今会は、議案57令和3年度一般会計補正予算(その6)などの議案をしっかりと審査していきます。
議案第46号 東海市情報公開条例の一部改正について
デジタル庁設置法による地方自治法の一部改正に準じて、不開示情報に係る指示の発出機関へのデジタル庁の追加などをするために、改正する
議案第47号 東海市個人情報条例の一部改正について
デジタル庁設置法による地方自治法の一部改正に準じて、不開示情報に係る指示の発出機関へのデジタル庁の追加などをして、デジタル庁設置法による行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用などに関する法律の一部を改正などに伴い、情報提供などの記録に係る通知先の変更などをするために、改正する
議案第48号 東海市手数料条例の一部改正について
デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律により行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用などに関する法律の一部改正に伴い、個人識別カードの再交付手数料の削除をするために、改正する
議案第49号 東海市子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について
通院に係る医療費の助成について、18歳に達する日の属する年度の末日までの間にある子どもの保護者まで対象を拡大するために、改正する
拡大分の対象者数|約3300人
拡大分の助成額の見込み|約6000万円
議案第50号 東海市不育症治療費の助成に関する条例の一部改正について
不育症治療に係る対象者への事実上婚姻関係と同様の事情にあるものの追加、対象者の所得要件の削除などをするために、改正する
議案第51号 消防車両の取得について
下記のとおり消防車両を取得する
取得物件|救助工作車 1台
取得金額|1億4300万円
契約相手|株式会社モリタ 名古屋支店
納入期限|令和4年2月28日
議案第52号 大田保育園建設工事請負契約について
下記のとおり請負契約を締結する
工事名 |大田保育園建設工事
工事場所|東海市大田町庄之脇地内
契約金額|4億5980万円
契約相手|鹿島道路株式会社 中部支店
工期 |令和5年1月31日まで
議案第53号 市営住宅建設工事請負契約について
下記のとおり請負契約を締結する
工事名 |市営住宅建設工事
工事場所|東海市高横須賀町北猫狭間地内
契約金額|7億268万円
契約相手|菅原工業株式会社 東海支店
工期 |令和5年3月15日まで
議案第54号 調整池整備工事(木之下地区)請負契約について
下記のとおり請負契約を締結する
工事名 |調整池整備工事(木之下地区)
工事場所|東海市加木屋町木之下地内
契約金額|3億9270万円
契約相手|坪井工業合株式会社 名古屋支店
工期 |令和5年2月24日まで
議案第55号 市道の路線廃止(その2)について
下記のとおり市道の路線を廃止するものとする
路線名|栗ノ木線
起 点|高横須賀町拉葭山16番5
終 点|高横須賀町栗ノ木61番地
議案第56号 市道の路線認定(その3)について
開発行為により、下記のとおり市道の路線を認定するものとする
路線名|北平井15号線
起 点|加木屋町北平井60番233
終 点|加木屋町東島田10番34
路線名|北平井16号線
起 点|加木屋町北平井60番267
終 点|加木屋町東島田10番262
路線名|栗ノ木線
起 点|高横須賀町拉葭山16番5
終 点|高横須賀町栗ノ木61番地
議案第57号 一般会計補正予算(第6号)について
子ども医療助成事業
通院医療費の助成対象者の拡大に伴い、受給者証を交付する
新型コロナウィルス感染症対策営農継続支援補助事業
売上が減少した市内農業者を支援するため、出荷用資材購入費を補助する
新型コロナウィルス感染症対策市内飲食店支援金交付事業
県が認証する「あいスタ認証」を受けた市内飲食店に対し支援金を交付する
公園維持補修事業
中ノ池の護岸改修を実施する
小学校普通教室転用改修事業
大田小学校と加木屋南小学校の普通教室が不足するため、特別教室を普通教室に転用する
平洲小学校運動場南側斜面整備事業
平洲小学校運動場南側斜面の土砂崩れを防ぐため、斜面の整備を行う
工事期間の見込み|令和3年11月末頃から令和4年3月末頃まで
一般質問について
質問の順番
以下の順番で、一般質問は12名が一般質問を行います
私は9月3日、金曜日の13時(予定)に登壇して一般質問を行います
私が行った一般質問の内容について
質問事項①防災及び災害復旧・復興の対策強化について
要旨①児童生徒の防災教育の状況及び今後について
全国には、児童生徒にとって、いつも通りの緊張感がない防災訓練が実施されている。また、工夫を重ねた防災訓練を実施しているにも関わらず、災害を自分事として実感させることが難しいという状況のなか、拡張現実(AR)防災疑似体験アプリケーションを活用した防災教育が全国で広がっている。このようなICT技術を活用した防災教育を実施して、児童生徒が自分事として学び、考えて、行動することで、いち早い災害復旧及び復興につながると考えるが、児童生徒の防災教育の状況及び今後について、本市の考えを問う
課題としては、毎年行われる訓練が形式的・表面的になってしまうことも考えられるので、訓練の前後で子供たちにその意義や評価を考えさせるような取組を併せて実施している
現在、総合的な学習の時間では、地域防災について学ぶとともに、社会科では、自然災害から人々を守る活動、理科では、流れる水の働きと大地の変化について学び、災害のメカニズムや自分の置かれている自然環境など多角的な視点で防災の重要性について学びを深めている
また、姉妹都市であります釜石市との交流を通して、防災について学ぶことも大切であると考え、一部の小学校では、遠隔授業で津波等の自然災害から命を守ることについて学習したり、今後もこのような多角的な視点で学ぶことが大切であると考えている
そのほかにも、ICT機器を活用した防災教育としては、他の防災機関等とオンラインで結ぶ事業が考えられるので、今後もICT機器を活用した効果的な防災教育について、先進自治体などの実践例を参考に調査・研究していきたいと考えている
今後も地域の一員として、地域コミュニティの防災訓練等に参加するなど、防災意識が高まる取組を学校だけではなく、関係機関とともに児童生徒に促していく
要旨② 災害の対策強化に向けた視点の多角化の取組状況及び今後について
令和2年12月に閣議決定された第5次男女共同参画基本計画において、市町村防災会議の委員に占める女性の割合を早期に15%令和7年までに30%以上にすることを目指している。また、内閣府は、令和2年5月に災害対応力を強化する女性の視点~男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドライン~を作成している。女性や子どもの視点を災害復旧及び復興の対策に反映し、災害時に抱える困難を最小限にすることで、いち早い災害復旧及び復興につながると考えるが、災害の対策強化に向けた視点の多角化の取組状況及び今後について、本市の考えを問う
本市の防災会議は、東海市防災会議条例に従い、会長及び委員30人以内で組織されている
女性委員の割合については、今年度の会議は4人の女性委員で、過去3年では令和2年度は5人、令和元年度は4人、平成30年度は4人であり、15%前後となっている
防災会議における女性委員の割合の引上げにつきましては、市として男女共同参画を推進しているので、関係機関と協議していく
防災復興ガイドラインの本市マニュアルへの反映については、女性の視点に立ったリーダーの登用、妊産婦や乳幼児のスペースの確保など、既に取り入れられている部分もあるが、避難所の現場で使用する女性目線のチェックシートなど、今後も本市マニュアルの内容と照らし合わせながら、必要に応じて修正等を行っていきたいと考えている
質問要旨③災害時における業務継続性確保に向けた取組状況及び今後について
内閣府は、平成28年2月に「大規模災害発生時における地方公共団体の業務継続の手引き」を公表し、非常用電源を72時間稼動可能とする措置が望ましい、としている。また、消防庁は、令和3年2月に「地方公共団体における業務継続性確保のための非常用電源に関する調査結果」を公表し、地方公共団体の業務継続性確保に向けて、一層の機能強化を促している。本市の業務継続性確保が、いち早い災害復旧及び復興に向けて、重要と考えるが、本市の災害時における業務継続性確保に向けた取組状況及び今後について、本市の考えを問う
「地方公共団体における業務継続性確保のための非常用電源に関する調査結果」について、本市はどのような状況なのか
各調査項目における本市の内容は、想定される災害種別では、洪水、高潮及び津波のいずれの災害も想定はなく、非常用電源の設置状況では、建築設備の耐震設計、施工指針に基づいた耐震対策が実施済みであり、非常用電源の使用可能時間は72時間以上1週間未満の区分となっており、庁舎の非常用電源は、災害時においても活用できる状況である
防災拠点である本庁舎の非常用電源については、発電容量750キロボルトアンペアで、6,600ボルト発電するディーゼル発電装置を導入しており、連続で72時間以上運転可能な設備となっている
非常用電源設備の燃料である軽油の管理方法については、約1万5,000リットルの軽油を地下タンクに貯蔵しており、平常時においては、定期的な試験運転による稼働状況を確認するとともに、軽油の品質分析を併せて実施している。
また、72時間の稼働により通常に近い執務環境が確保されるので、災害対策本部の立上げから本部会議による初動活動方針の決定、各機関との連絡調整、災害対応体制の整備など、迅速な災害対応をとることができるものと考えている
また、拠点・予備拠点避難所となる学校施設は、市内全ての小中学校に非常用電源が整備されている状況である
パワーエイドジャパンのような電動車の活用に取り組む組織への参加については、今後の公用車の電動化に向けた取組などとの整合を図りながら、国や県の動向に注視し、他市町の事例などの情報収集に努めていきたいと考えている
質問後の要望について
花田市長の信条である「ワン・フォー・オール オール・フォー・ワン」、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」という視点が育まれるような防災教育が行われるよう要望する
2点目は、1の2の3だが、災害の発生は待ってくれないので、可及的速やかな反映をお願いしたい
それに加えて、女性の視点を加えた防災復興ガイドラインについて、市民や職員の方々などへの研修を行うなど、周知を図って、災害時に的確な対応ができるようお願いしたい
福岡市では、女性の視点を生かした防災ミニブックを作成している
この資料は、挿絵や写真が多く、漫画家の方が関わって避難所づくりの要点などが分かりやすく描かれている
例えば、本市の女性や子供が中心となって、本市が聖地かもしれない漫画である「五等分の花嫁」の登場する五つ子の姉妹が要点を分かりやすく説明する冊子を製作することで周知がより進むと思う
このような視点も持っていただき、防災及び災害復旧・復興の対策が強化されることを要望して、質問を終わる
最後に
議案や認定について、反対の討論がありましたが、すべて可決しました
今会の議案では、
地域経済活動の支援(営農者や飲食事業者支援の取組など)、
市民福祉の充実(子ども医療費助成の対象拡大など)など
今後、東海市の発展に向けた新たな取組が行われます
引き続き、東海市を1mmでもより良くするために励んで参ります